日本とどんなお付き合いをしているのか

オーストラリアと日本との関係というとかつては観光業が真っ先に連想されました。現在でもオーストラリアは海外旅行の選択肢として高い人気を維持しています。一方ビジネスの分野ではオーストラリアが天然資源を輸出し、日本が機械製品を輸出する関係が長く続いてきました。

財務省の貿易統計によると2013年のオーストラリアへの日本の輸出額は170億5800万ドル、輸入額は513億5700万ドルと輸入が圧倒的に多い状況となっています。日本からのおもな輸出品目は同じ財務省のデータでは輸送用機器が47.8パーセントともっとも多く、一般機械類が11.1パーセントと続きます。一方輸入品目では鉱物燃料が61.6パーセントと圧倒的な数字で、次いで鉄鉱石が23.4パーセント、やはり資源関連が多くを占めています。

人の交流では2014年のデータで390社の日系企業が進出している一方、観光者数は減少を続けており、ピーク時の80万人に比べて30万人程度にまで落ち込んでいます。この点は韓国や中国、東南アジアといったアジア各国の人気の向上との関係が挙げられます。オーストラリアで生活している在留邦人は外務省による2013年のデータで7万8664人。

オーストラリアと日本の関係はビジネスの面では拡大が続いているものの、人の交流ではやや停滞、あるいは後退している状況といえます。この点はビジネスビザ取得が難しいなども原因として考えられます。留学先としても人気があるだけにこうした問題がどれだけ解消できるかも両国の関係の発展の鍵となりそうです。